壮大なる自然の中に生かされる人間の喜びと絆を
復興への願いを込めて合唱します


 本日は「ときめきの第九」第6回公演に、ようこそお越しいただき誠にありがとうございます。
  第2回公演にあたり設立された「ときめきの第九の会」は、さざんかホールとともに今日まで主催・運営を重ねてまいりました。
  第九を通じて地域文化の向上と地域社会の活性化に寄与したいという趣旨にご賛同いただいた多くの協賛会員の方々や陰ながら本公演を支えていただいた関係者・スタッフの方々に厚く御礼を申し上げます。

 さて、今年も引き続き寺岡清高氏の指揮によりまして、大阪交響楽団と関西二期会のソリストとともに、ときめき第九合唱団が心をこめて「歓喜の歌」を皆様にお届けできることは、私どもにとりましてもまさに大きな喜びであります。
  中村貴志氏による熱き合唱指導を得て、本日皆様とともに大きな感動を共有できる合唱演奏になりますことを確信いたしております。

 過去2回の公演でも、第九演奏の前に合唱曲を演奏して参りましたが、今回は第1曲目に佐藤眞作曲、大木惇夫作詞のカンタータ「土の歌」をお届けいたします。
  中学校や高校の合唱曲でもなじみの深い「大地讃頌」がこの第7楽章にあたります。本公演では4つの楽章を抜粋して壮大なオーケストラ演奏で、大地への限りない讃歌を熱唱いたします。

 昨年の東日本大震災の傷跡はあまりに深く、復興への道のりも険しく果てしなく長いものとなっております。日本は古来、多くの甚大な自然災害に遭遇しそしてそれを乗り越えてきました。一方、わが国は美しい四季に彩られ、すばらしい自然にも恵まれています。そのような意味で、日本人ほど国土の自然に対して畏敬と愛情を持っている民族はいないのではないでしょうか。

 本日演奏の「土の歌」と「第九」とは、まさに大自然や大宇宙の中に生かされる私たち人類の喜びや絆こそが、共通する大きなテーマのひとつであると思います。
  2作品が作曲された国と時代を乗り越えて、ときめきの第九が皆様に大きな感動と幸せをお届けできますことを祈念いたしております。
  それでは本日の公演をゆっくりご堪能ください。

2012年12月23日
ときめきの第九の会 代表 中川基成