未曾有の大震災
自粛すべきか…しかし、少しでも力になりたいと
チャリティコンサートを開催しました


 本日は「ときめきの第九」第5回特別公演にようこそお越しいただき誠にありがとうございます。はじめに本年3月11日の東日本大震災により犠牲になられたひとびとに、ご冥福をお祈り申し上げます。そして、今も被災の傷跡が残る方々に対しお見舞いと一日も早い復旧・復興を心からご祈念申し上げます。
 本公演も被災者支援に少しでもお役立ちしたいとの思いで、チャリティコンサートとして収益の一部を義援金とさせていただきます。

 当会の設立趣旨「第九公演を通して地域文化の向上と地域社会の活性化に寄与する」ことに今回も深いご理解とご協賛をいただきました皆様にこの場をかりて心から感謝申し上げます。また、本公演を陰ながら支えていただいております多くの関係者の方々にも厚く御礼申し上げます。
 そしてご来場されましたお客様とともに、このように節目の第5回公演を迎えられますことに大きな喜びを感じております。

 さて、今回は特別公演として、第九のほかに二つの合唱曲を演奏いたします。  一曲目の「ピアノと合唱と管弦楽のための幻想曲(ファンタジー)」は、ベートーヴェンが絶頂期38歳のとき作曲した実に魅力に富む作品です。同じ年に作曲された「運命」や「田園」と異なり、公演されることの少ない作品ですが、これが晩年の大作「第九、歓喜の歌」に連なっていくというのがたいへん興味深いところであります。
 そして、第九演奏のあと、ドイツ生まれで英国に帰化した作曲家ヘンデルの代表作メサイア(救世主)から「ハレルヤ」コーラスで今年の1年を締めくくりたいと思います。
 ときめき第九合唱団は実に意欲的にこのような素晴しい3曲の合唱にチャレンジします。
 今年7月の団結式以来、中村先生の楽しくも熱きご指導を得て、一歩一歩熱心に練習を重ねてまいりました。常任指揮者 寺岡清高氏による大阪交響楽団とソリストの皆様との感動の共演をご期待ください。

 今年は大震災をはじめ多くの自然災害が発生しました。さらに欧州発の金融不安は世界経済に大きな影を落としています。過去の歴史においても、無力な人類は幾度となくこのような大きな試練に遭遇し、そしてそれを乗り越えてきました。
 これからも私たちは過去の経験に学び、今に生かされていることに感謝の気持ちを忘れず、明日を信じて一歩一歩前に進むことしかありません。
 本日演奏される3曲は、このような私たちに大きな勇気と希望を与えてくれる、まさに珠玉の作品と思います。
 皆様にとりまして来年が幸せな年になりますことを心からお祈り申し上げます。
 それでは、本日の公演をゆっくりご堪能ください。

2011年12月23日
ときめきの第九の会 代表 中川基成